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コンテナハウスは長く暮らせる?気になるメンテナンス方法と時期の目安を紹介

自由度が高いことや生活スタイルにあわせて増改築ができるなどのさまざまな魅力があるコンテナハウス。住宅用に建築できるコンテナハウスも多く販売されていますが、一般の住宅と変わらず長く住めるのか疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?

コンテナハウスは正しくメンテナンスを行うことで、50年以上暮らすことができる可能性があるくらい頑丈な建物です。

今回の記事では、コンテナハウスのメンテナンス方法についてご紹介していきます。コンテナハウスで長く快適な暮らしをするために参考にしてみてくださいね。

Contents

コンテナハウスのメンテナンス方法

コンテナハウスのメンテナンス方法は一般住宅と変わらないところもありますが、重量鉄骨住宅ならではの対策も必要です。

以下の項目で、メンテナンス方法についてご紹介していきます。

防サビ対策

多くのコンテナハウスは、施工する際に外壁をカラーリングしています。これは見た目が良いからだけが理由ではなく、外壁を錆から守るために防サビ塗装を施しているのです。しかし、年月が経つにつれて、雨や雪の影響で少しずつ塗装が剥がれてしまいます。

そのため、定期的にメンテナンスをしてあげることが大切です。

防サビのメンテナンス時期

メンテナンスの時期は地域の気候などにも変動はありますが、約3〜5年に一度メンテナンスをしてください。通常の防サビ塗料の耐用年数が約3年〜5年なので、その前にハウスメーカーや外壁補修工事業者に依頼して、コンテナハウスの外壁や屋根をチェックしてもらいましょう。

塗装が剥げていないか、サビが発生していないかをポイントに確認してもらいます。

一度でもサビが発生するとすぐにひろがってしまうので、初期の段階で見つけて対処することが大切です。手遅れになってしまわないように早めにチェックしましょう。

とくに海の近くで潮風などの影響がある土地に建てているコンテナハウスは、一般のコンテナハウスよりメンテナンスは早めましょう。潮風にさらされるとサビの進行も早いからです。海辺の近くの住宅の車はサビているのをよく見かけますよね。それと同じで、コンテナハウスも潮風の影響でサビの進行が早まる傾向にあります。

色ムラ対策

サビが発生しそうなところに、部分的に防サビ対策をすることも可能ですが、塗り直しによる色ムラが発生する場合がありますので注意しましょう。

目立たないところであれば気にはならないかもしれませんが、目立つところでムラができてしまうと、見栄えもあまりよくないですよね。

施工時に塗ったときより年月が経てば、日焼けなどで変色はしてしまうので色むらはできてしまいます。コンテナハウス全体を塗り直せば気にはならなくなりますが、部分的に塗り直すより費用はかかってしまいます

メンテナンス時期がきたら、部分塗りで対応するか、その都度塗り替えるか、または10年に1度は全塗装をするのかなど決めておきましょう。

シロアリ対策

住居用のコンテナハウスは断熱材を使用しているため、シロアリの被害を受ける可能性があります。そのため、一般住宅とおなじでシロアリ対策が必要です。

シロアリは配管周りから侵入するケースが多いので、施工する際にシロアリが侵入しないように、ステンレスのメッシュを敷き詰めるなどの対策をしたほうがいいでしょう。

シロアリの専門業者は、対策をくわしく教えてくれる場合もあるので相談するのもおすすめです。

雨漏り対策

雨漏りは放っておくと住宅を劣化させてしまいますので、雨漏りの対策とメンテナンスは必ずしましょう。コンテナ上部は平面で雨が溜まりやすくなっているため、コンテナハウスの建築を依頼して施工された場合は排水については対策されていますが、自作で設置した場合などは、屋根に緩やかな傾斜をつけて雨が溜まりにくいように対策をしてみても良いでしょう。

経年劣化で屋根にサビが発生すると、その部分から腐食して雨漏りの原因になる場合があります。

屋根のサビ落としや防水塗装で屋根の劣化を防ぐことが雨漏りの対策にもつながりますので、コンテナハウス全体を定期的にメンテナンスをすることが大切です。

シーリングで防水対策

コンテナハウスは、窓ガラス・ドア・エアコン付近が劣化しやすいといわれているため、施工時には重点的にシーリング施工を行います。

シーリング施工とは、外壁と外壁の間、窓ガラスを取り付ける際にできる隙間を、気密性や密封性を高めるためにシーリングというゴム製の素材で穴埋めをすることをいいます。

シーリングは年月が経つと劣化してくるので、定期的にメンテナンスでシーリングを充填して、防水対策を強化する必要があります。また、2つ以上のコンテナをつなぎ合わせている場合も、そのつなぎ目にシーリングの補填が必要です。

防水性が劣化しても室内に水が漏れてくることは少ないケースが多いです。しかし、水の影響でコンテナの鋼材が錆びる可能性はありますので、定期的にメンテナンスをしてシーリング充填を行いましょう。

シーリングのメンテナンス時期

コンテナハウスをメーカーに依頼して施工された場合は、メーカーの規準でおすすめのメンテナンス周期などが設定されていると思います。しかし自作で施工した場合や、メンテナンス契約にシーリングの項目が無い場合もありますので、その様な場合は、シーリング充填を約5年に一度しておくことで、コンテナハウスの強度を保ちますので、定期的にメンテナンスをしましょう。

まとめ

コンテナハウスは、メンテナンス次第では50年以上も暮らせる可能性を秘めている丈夫な建物です。しかし、定期的にメンテナンスをしないと劣化の勢いが止まらなり、コンテナハウスの寿命も縮んでしまいます。

正しいメンテナンス方法を知ることで、コンテナハウスでの暮らしがより長く快適になります。今回の記事を参考にして、今後も素敵なコンテナハウスでの生活を送ってくださいね。