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コンテナハウスの値段って安い?木造建築とも比較!

「コンテナハウスを使うと安く家を建てられるって本当?」

「コンテナハウスを建てるには、実際いくらかかる?税金の支払いは必要?」

「木造建築と比べてコンテナハウスは安い?」

この記事では、これらの疑問にお答えします。

今までの家に比べて耐久性が高く、デザインの自由度の高さなどから、最近世界中で注目を集めているのがコンテナハウスです。

日本でも、お店や住宅として利用する人が増えつつあります。

ここから、コンテナハウスの価格について解説するので参考にしてください。

Contents

コンテナハウスの建設に必要な費用

コンテナハウスに住むためには、以下の費用がかかります。

・コンテナ本体代

・土地代

・運送費

・基礎工事費

・給水繋ぎこみ費

・外装、内装整備費

・設備費

上記のように、コンテナ本体代以外にさまざまな費用が必要になるため注意してください。

それぞれ解説します。

コンテナ本体代

コンテナハウスに住むためには、建築確認対応(JIS鋼材)コンテナを入手する必要があります。メーカーや販売業者によってコンテナの値段が異なります。

また、中古で販売されているコンテナの多くはISO規格の「海上コンテナ」です。住宅として利用するには、改築が必要になるので注意してください。

土地代

土地を持っていない場合、土地を入手する必要があります。コンテナハウスは20フィート(4.5坪)の大きさから販売されているので、土地を探しやすいのではないでしょうか。

運送費

コンテナを現地まで運送する費用が必要です。運送費用は距離によって変わります。またコンテナを設置するための、クレーン車やフィークリフトなどの費用もかかります。

基礎工事費

建築物にはどんな建物でも基礎工事が必要です。よって、コンテナハウスも例外ではありません。

基礎工事によって地盤を強化することができます。すると、災害などが発生した時も被害を最小限にできます。

給排水繋ぎ込み

給排水繋ぎこみとは、水道管から水を引くことです。水道までの距離によって値段は変わります。

外装費・内装費

一般的な住宅同様、外装や内装にお金がかかります。外装は以下の通りです。

・塗装

・ガルバリウム鋼板

・レンガタイル

・ウッドパネル

・外装パネルなど

内装は以下の通りです。

・クロス

・フローリング

・畳

・塗装

・クッションフロアなど

ただし、DIYをするなど工夫次第で安く抑えることはできます。

設備費

設備費の内訳は以下の通りです。

・窓

・ドア

・照明

・エアコン

・電気

・ガス

・空調など

メンテナンス費

メンテナンス費の内訳は下記です。

・断熱工事費

・防錆費

・シロアリ対策費

コンテナハウスに税金はかかる

コンテナハウスは建築物として捉えられるため、固定資産税がかかります。

固定資産税とは、建物や土地を所有している場合に課される税金のことです。

課税金額は評価額に1.4を掛けて計算されます。

つまり、コンテナハウスの評価額が500万円の場合、課税金額は7万円になります。

固定資産税は3年に一度見直されます。よって、固定資産税の金額は年々変動していきます。

ただし、覚えておきたいのが、以下の減税措置です。

・建築物の課税床面積が120平方メートル以下の場合、新築後3年間は税金が半額になります。

・200平方メートル以下の小規模住宅用地であれば、課税標準額が6分の1になります。また、一般住宅用地であれば3分の1まで減額してもらえます。

詳細は、顧問の会計事務所の先生などにご確認ください。

コンテナハウスは木造建築より高くなる?

一般に、コンテナハウスは木造建築より高くなります。

木造アパートの坪単価は、77から97万円といわれます。

一方、コンテナハウスの坪単価は80から85万円といわれます。

ここまで紹介してきたように、コンテナハウスには本体価格のほかにも、運送費や工事費などさまざまな諸経費が必要です。

よってコンテナハウスの建設を考えるときは、見せかけの本体価格だけでなく、合計いくらかかるのかを確認してください。

中古のコンテナは新品よりも高くなる場合が多い

中古のコンテナに住むためには大幅な改築が必要となるため、新品で買う方が結果として割安になります。

中古のコンテナの多くは、ISO規格の海上コンテナです。海上コンテナは居住を目的に作られていないため、役所の審査に通りません。

もし、申請に通らないまま住み続けると違法になります。

新しい建物に住むときには「建築確認申請」を役所に申請する必要があります。もちろん、コンテナハウスも該当します。

役所に提出するのは以下の通りです。

・配置図

・平面図

・耐震性

・使用目的

・付近見取り図など
上記の書類を提出して役所への申請に通る必要があります。

まとめ

コンテナハウスの費用について説明してきました。

本記事をまとめると以下の通りです。

・コンテナハウスに住むためには、JIS鋼材コンテナを選んだ方がいい

・コンテナハウスに住むために必要な経費は、本体料金以外に運送費や工事費など多岐にわたる

・コンテナハウスは木造建築物より高くなる

・コンテナハウスには固定資産税がかかる

以上です。
一見安く思われがちなコンテナハウスですが、総額費用で考えると意外と高いと思った人もいるのではないでしょうか。

しかし、コンテナハウスはメンテナンス次第で末長く住めるのが魅力の一つです。長い目で見ると、お得になる場合もあるでしょう。

コンテナハウス選びの参考にしてください。