コンテナにも色々種類があるのご存知ですか?

昨今はコンテナを活用した「コンテナハウス」を目にする機会も増えているでしょう。一概にコンテナといっても、その種類はさまざまです。

コンテナハウスに使えるコンテナの種類は限られています。今回はコンテナの種類について、詳しく解説します。

コンテナの種類について

コンテナには、さまざまな形や大きさがあり、目的に応じた種類があります。コンテナの種類を知ることで、自分の目的に適したコンテナを選ぶ際に便利です。

コンテナにはさまざまな種類がありますが、今回は「コンテナハウスにできるか」という視点で紹介します。

コンテナの種類は大別して、以下の3種類です。

  • 建築用JISコンテナ
  • 海上コンテナ
  • JRコンテナ

それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。

建築用JISコンテナ

まずは建築用JISコンテナです。建築用JISコンテナとは、建築用に設計されたコンテナのことです。コンテナの主要構造部を製造する工場がJIS認証を受けているコンテナを指します。

JIS認証とは、工業標準化法に基づき、国から認証を受けた事業者がJIS認証マークを表示できる制度のことです。

つまり、建築用JISコンテナは日本の基準に対応したコンテナを意味します。

建築用JISコンテナは他にも、「JISコンテナ」や「JIS規格コンテナ」などと呼ばれていますが、どれも同じコンテナの種類となります。

ちなみに、日本でコンテナハウスを建てる場合、日本の建築基準法に対応した建築用JISコンテナを選ぶ必要があります。

国土交通省によると、「地面に定着しているもの」は法律上、建築物に含まれます。コンテナハウスは移動式ではない限り、建築物です。

後から紹介する種類でも、コンテナハウスにすることが可能です。ただし、日本の建築基準に合わせ、改造しなければなりません。

建築用JISコンテナは日本の厳しい基準に対応したコンテナだからこそ、安心してコンテナハウスにできるでしょう。

海上コンテナ

海上コンテナとは、海上輸送用の国際規格に対応したコンテナのことです。国際規格化機構(ISO)によって標準化されており、「ISOコンテナ」とも呼ばれています。

コンテナを標準化することで、船や鉄道など複数の輸送手段における積替えをスムーズに行うことができ、時間・コストを削減できます。

海上コンテナは規格サイズによってさまざまな種類がありますが、9割を占めているのがドライコンテナです。

ドライコンテナには、10、20、40フィートの大きさがあり、20(約6メートル)と40フィート(約12メートル)が一般的なサイズです。

ドライコンテナは箱、袋、樽など、ほとんどの種類の乾燥貨物を運ぶことができます。

特定の種類の商品を運ぶために、内側をカスタマイズすることも可能です。例えば、ハンガーを中に入れて、店舗に直接輸送できるような衣類を運ぶことができます。

先述した建築用JISコンテナは、国際規格を満たしている場合もあります。

ただし、「建築用JISコンテナ=海上コンテナ」のケースはありますが、「海上コンテナ=建築用コンテナ」とは限らないので、混同しないようにしましょう。

なお、海上コンテナは日本の建築基準法に対応していないため、建築申請を通すことができません。

業者によっては「海上コンテナでも建築できる」と書いてある場合もある様ですが、違法建築になるリスクが高いので注意してください。

JRコンテナ

JRコンテナとは、JR貨物輸送に使用されるコンテナのことです。JRコンテナの多くはサイズが12フィート(約3.7メートル)で、最大積載量が5トンであることから、「ゴトコン」とも呼ばれています。

JRコンテナはJR貨物が設定した基準を満たす日本独自のコンテナです。集荷から配達まで一貫した輸送を実現しています。

JRコンテナは「小さな倉庫」として、出発駅や到着駅での一時保管が可能です。空になったコンテナは最寄りの駅で別の輸送ができるため、片道輸送だと割高になるトラックとは異なり、割安での片道輸送ができます。

JRコンテナは耐久性に優れており、倉庫やガレージとして利用可能です。窓を取り付けるなどして、コンテナハウスにすることもできます。

2021年10月には、JR東日本が昭和60年代の貨物コンテナ「国鉄6000形コンテナ黄緑6号色」を再現したコンテナ型ハウスを販売し、話題となりました。

ちなみに、一定の条件を満たすことで、建築確認申請が不要となります。多くの地域において、10m2以下である一般的なJRコンテナ(12フィート)は建築確認申請が不要となるケースが多いです。

そのため、手軽にコンテナハウスを建てたい人におすすめのコンテナとなっています。

まとめ

今回はコンテナの種類について詳しく解説しました。コンテナハウスを建てる場合、日本の建築基準法に適合した建築用JISコンテナである必要があります。

日本の厳しい基準を満たしたコンテナのため、安心してコンテナハウスを建てることができるでしょう。

一方で、海上コンテナは国際規格に対応したコンテナであり、国内の基準を満たしている訳ではありません。そのため、建築申請を通すことができません。

また、JRコンテナは日本独自の基準を満たしたコンテナです。カスタマイズし、倉庫や店舗、趣味部屋などとして活用できます。

なお、正確な寸法はメーカーにより若干異なる場合があります。また、荷重規制により最大重量未満での運用が制限される場合があります。あくまでも目安として参考にしてください。

コンテナ選びやコンテナハウス建築を検討している際は、専門的な知識・経験のある業者に相談することをおすすめします。