コンテナハウスのサイズは?2種類の規格サイズとカスタム例を紹介
レイアウトの自由度が高いコンテナハウスですが、建築用のコンテナハウスには規格サイズがあることを知っていましたか?
コンテナハウスは、20フィートと40フィートが基本的な規格サイズです。
「フィートってなに?」「実際にどのくらいの大きさや広さなのか分からない」
このような疑問を抱えてる方のために、コンテナハウスのサイズやカスタム例について紹介していきます。
Contents
建築用コンテナの一般的なサイズは2種類
コンテナハウスの一般的な規格サイズは、20フィートと40フィートの2種類です。
コンテナハウスのサイズはISO規格で統一されているため、希望の広さにするためには、複数のコンテナを組み合わせて建築するケースが多いです。
コンテナハウスは外寸はISO規格で定められていますが、内寸は最小内寸のみで、コンテナハウスを建築するメーカーによって内寸にはばらつきがあります。
建築会社によっては、12フィートの小さなコンテナや、1フィートだけ高くしたハイキューブコンテナを提供している会社もあります。
フィートといわれても、具体的な広さなど間取りは、ピンとこない人も多いでしょう。
以下の項目で、2種類の規格サイズについて紹介します。
20フィートコンテナ
【外寸】
全長:6,058mm
全幅:2,438mm
全高:2,591mm
【最小内寸】
全長:5,867mm
全幅:2,330mm
全高:2,350mm
20フィートのコンテナの床面積は約13.7mmで、約8帖ほどの広さです。20フィートは連結して利用する場合が多いですが、1台でも1人暮らしの人には快適に過ごせます。
20フィートのコンテナハウスの建築例
20フィートのコンテナハウスは、住居用だけではなく、店舗や事務所用にも利用できる広さです。
BIBoxハーフタイプは20フィートでも個性的なコンテナハウスを建築できます。
カフェなどの店舗として利用した場合にはこのような間取り・内装で建築することができます。
キッチンやカウンターも設置できるので、小さめの店舗に向いています。
40フィートコンテナ
【外寸】
全長:12,192mm
全幅:2,438mm
全高:2,591mm
【最小内寸】
全長:11,998mm
全幅:2,438mm
全高:2,896mm
40フィートのコンテナの床面積は約28mmで、約16帖分の広さです。寝室・リビングを間取りにいれることができます。
40フィートのコンテナハウス
BIBoxスタンダードの建築イメージです。
40フィートの広さがあれば、住居用としてもゆったり過ごせる広さで2人暮らしにも最適です。LDKの間取りが可能になります。
内装のイメージはこのようになります。40フィートの広さにもなると自由度が高くなるので、家具の配置やレイアウトにもこだわることができます。
組み合わせることで希望の広さにできる
コンテナハウスは規格サイズは決まっていますが、複数のコンテナを組み合わせることで希望の広さに近づけることができます。
コンテナハウスを設置する土地が広ければ、横に並べることもできますが、スペースが限られている場合は2階建てや3階建てにすることで省スペースを有効活用できます。
住居用以外にも店舗や事務所用、ガレージハウス・グランピング施設など、さまざまな用途にあわせてカスタマイズができるのがコンテナハウスの魅力です。
コンテナハウスのカスタム例
コンテナハウスはどのくらい自由に組み合わせることができるのか、BIBoxのコンテナハウスを活用したカスタム例をご紹介します。
BIBoxは、画像のように複数のコンテナを自由に組み合わせることができます。設計時に構造計算を行ったうえで製造・施工をするため、安心して2階建ても作ることができます。
こちらはBIBoxスタンダードを4台を組み合わせたイメージで、広々としたコンテナハウスを実現できます。
こちらの記事では、実際にオフィス用の2階建てを建築しています。内装も紹介していますので参考にしてみてください。
BIBoxハーフタイプを複数連結したイメージです。スタイリッシュで個性的なガレージハウスとして利用できます。
さらにトレーラーと組み合わせることで、移動店舗やイベントブースとしても応用も可能です。コインランドリーや自販機スペースなどの設置もできます。
さまざまな連結ができるコンテナハウスですが、コンテナ本体価格以外にも設置や工事の費用が別途かかります。予算をオーバーしないためにも、コンテナハウスの基本的な知識を持っておきましょう。
コンテナハウスを購入する前に知ってほしいメリット・デメリットをこちらの記事で紹介しています。
コンテナハウスに住むことを検討している方は参考にしてみてください。
まとめ
コンテナハウスの基本の規格サイズは20フィートと40フィートです。一人暮らしや小さめの店舗・事務所は20フィートでも快適に過ごせるでしょう。
家族で同居する人や、店舗や事務所用にもっと広い空間を活用したい方には40フィートがおすすめです。
また、複数のコンテナハウスを並列や積み上げで組み合わせることで、さらに自由度が高いコンテナハウスを建築できます。
コンテナハウスは設置したあとからでも、増改築ができるのが特徴です。まずは自身の予算や希望・目的に合うコンテナハウスのサイズを選びましょう。